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Posted by ミリタリーブログ  at 

2025年01月16日

日本陸軍 雑嚢 昭和十七年製 レプリカとの比較

日本陸軍実物雑嚢

日本陸軍の雑嚢を入手しましたのでレプリカと比較しながら紹介します。

蓋の裏には元の持ち主のものと思われる出身地と名前が書かれていました。

スタンプは少し擦れていますが比較的読み取りやすいと思います。左から順に昭和17、判子?、朝日納と読めます。朝日納というのは製造した工場の事でしょうか?また調べておきます。

中はお馴染みの2ポケットで収納能力は見た目より高いように感じますね。

S社製レプリカとの比較

2025年現在、日本国内で手に入りやすいであろうS社製レプリカと比較していきます。
まず生地の感じが相当違うようです。実物の方は経年劣化もあるとはいえ帆布のようなゴワゴワしたしっかりした触感であるのに対しレプリカの方は薄く柔らかな生地を使用しているようです。色に関しても相当違いますがこちらは製造年での違いもあるでしょうし良しとします。(手元の資料でも緑がかった生地でした)

最も違いが見られるのは裏面、特に金具の部分でしょう。弾帯に引っ掛けるフックの部分が異なります。実物の方はフックがより引っ込んでいて、露出が少ないです。また固定している金具の大きさも違いますね。
更に細かいところですが、実用上の相違があるのが肩掛けの紐と鞄本体を繋ぐO字型の金具の部分です。レプリカの方は遊びが大きく生地の柔らかさも相まって使っているうちに金具が縦になることがよくあります。実物の方は遊びがなく固定されているのでそのようなことは起こらないですね。

内側です。実物を手にした時初めに感じたのは「大きいな...」でした。袋の底の部分の面積が縦に数センチ大きく収納力が高いです。スタンプの位置も異なりますがこれは実物でも個体差があるのでなんとも言えませんね。

最後に肩掛けの紐部分、ショルダーストラップですがこちらはレプリカの方がだいぶ長いです。この部分に関しては現代人の体格に合わせ大きめにしているのでしょうね。

ということで実物雑嚢とレプリカの比較でした。細かな相違点はありますが全体的によくできていると思います。初めてレプリカを入手した時は縫い付けが雑だな、と思いましたがこちらに関しては実物と大差なかったことが驚きです。レプリカの方は安く入手しやすいこともあり、サバイバルゲーム等での使用ではこちらでも十分活躍できるように思います!

https://amzn.asia/d/bvy14s2
今回の参考資料。日本軍マニアなら持っておいて損は無いかと!
  


Posted by フロッピーディスク  at 14:03Comments(0)日本陸軍